インビザライン

マウスピースではガタガタがキツいので自分は治らない・・・使えないとお考えではないでしょうか?
また他院でインビザラインではあなたは治らないと言われて諦めていないでしょうか?
抜歯が必要だからインビザラインでは無理、出っ歯だからインビザラインは難しい…など。
少し前でしたら私もそう考えておりました。
2009年にインビザラインドクターの認定を受けてから使用してきましたが、当初は抜歯治療や重度の叢生の患者様には使用を躊躇する場合が多かったのですが、iTeroの導入、最新技術導入により適応は確実に拡がっていると考えます。
インビザラインは誰が作っても同じではありません。
あくまで治療の一つのツールです。矯正治療の装置の一つです。
従来通りの矯正に必要なレントゲン、口腔内写真などで今までと同じように慎重に診断を行い、必要があれば小臼歯抜歯も行います。
専用のシミュレーションソフトで歯の動かし方、最終的な位置付けなど細かく設定出来るので従来の矯正よりもさらにドクターの診断、矯正治療における経験が重要となります。それに加えインビザライン特有の歯の動きについて熟知している必要があります。
インビザラインは従来ネバネバしたシリコンの型取りを行なって(失敗率が高い!)作製するものでしたが、iTeroにより完全にデジタルで誤差が無く迅速に作製する事が出来るようになりました。
インビザラインは初めにゴールまでのマウスピースを作製しますので途中でフィットが悪くなるとそれで失敗!と感じてしまうドクター、患者様が多いのかもしれません。
iTeroの導入によりフィットが悪くなった場合でも軌道修正が迅速に行え、ゴール正確に早く到達できるようになりました。
当院ではインビザラインについてトレーニングを積んだドクター、衛生士が担当しますので安心してゴールまでお手伝いさせていただきます。

当院は、iTero elementを倉敷で初めて導入し、完全にデジタルデザイン、デジタルシミュレーションが可能になり、より精密で早いインビザラインでの治療が可能になりました。

  • 目立たない: 審美ブラケットよりも目立ちません。
  • 来院が少なくてすむ: 2ヶ月に一度の来院ですみます。
  • 処置時間が短い: ワイヤー矯正では15〜30分の調整ですがインビザラインは半分ですみます。
  • 治療期間が短い: デジタルシミュレーションで無駄のない歯の移動を行う事で治療期間が短くなります。さらにオルソパルスを使用する事で治療期間を半分〜1/3で終わり事も可能です。
  • 痛みがほとんどない: ワイヤー矯正のような無理な力がかかる事がなく、歯の移動量はコントロールされています。ほとんど痛みが出る事は無いでしょう。さらにオルソパルスの使用で快適な痛みのない治療が可能です。
  • 救急処置がほとんど必要がありません: ブラケット脱離やワイヤーが出てきて刺さって痛みが出る事がありません。
  • 好きなものを食べる事ができます: 硬いおせんべい、くっつくお餅、自由に食べる事ができます。
  • ブラッシング、フロスが今まで通り可能: 歯磨きの時自由に装置を外せるので今まで通り行えます。虫歯、歯周病のリスクは従来の矯正に比べてかなり低いです。
  • 楽器やスポーツも今まで通り: ワイヤー矯正では難しかったマウスピースが必要なスポーツ、ラグビー、空手、またクラリネットや吹奏楽の楽器なども今まで通り可能です。
  • 金属アレルギーの方も: 従来の矯正では金属アレルギーの方はパッチテストを行いそれに対応したブラケット、ワイヤーを用意して時に強い力がかかり痛みが強い事が多かったですが、インビザラインなら安全に治療が行えます。

iTero element による最新の精密な光学スキャン

世界的に標準装備となりつつあるiTeroですが岡山県ではまだ2台しか導入されておりません。 倉敷では初となる当院は完全なデジタルスキャンへ移行し不快な匂いのするシリコン印象を取る事はありません。またシリコンで長時間口を開けておく必要も嘔吐反射を抑える必要もありません。短時間で安心、精密にスキャンします。

「インビザラインではちゃんと治らない!」

「インビザラインが合わなくなったらどうするの?」

と言った事を良く聞かれます。それらについてはインビザライン独特の問題としていままで否定的な意見が多かったものですが、インビザライン独特の歯の動きや装置の特性を理解した診断、iTeroによるリカバリーが可能です。

インビザラインは完全にコンピュータ任せではありません。

そう言ったドクターもおられるかもしれませんが、当院では個々にカスタマイズし、何度もシミュレーションをやり直して現実的に実現可能な治療計画を立てインビザラインを作成します。

iTeroにてスキャンしたデータはコスタリカのエンジニアへ送られ、クリンチェックという専用のシミュレーションソフトウェアにて分析されます。それだけではただ単に機械的に並べるだけとなるので完全ではありません。

最終的に矯正歯科医が自分の理想とする位置へ歯が動くように調整しなければなりません。アタッチメントの形、位置付け、角度など矯正歯科医がカスタマイズする必要があります。

そのため誰がやっても同じという事はありません。そこには矯正歯科医の分析と診断があります。

ですが現実的にはインビザラインが合わなくなったりする事はあります。そうなると従来はまたシリコンでの型取りが必要だったのですが、iTeroにより軌道修正が簡単に早く行えます。

・インビザライン開始までの流れ

①初診相談:15〜30分程で現在の問題点から予想される治療方法、治療費などについて説明します。

②検査:通常のレントゲンに加え iTero Element で光学スキャンを行います。シリコン印象などは行いません。

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③診断:検査資料を基に治療方法を説明します。クリンチェックにより視覚的にどのように歯が動いていくかがわかります。

クリンチェック

④インビザライン開始:インビザラインが届いたら治療開始です。アタッチメントのセットやIPRなどを行う場合があります。

⑤保定:治療後の後戻りを防ぐために大切なステージです。寝るときに保定用のマウスピースを装着します。

!iTero elementにより検査から診断まで今まで3〜4週間必要だったのがかなり短縮されます。

また実際の治療ではインビザラインが合わなくなったり治療方針の変更が必要になることが結構あります。

その際もiTero elementにより正確に迅速にインビザラインの作成ができるようになりました。